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海外のスーパーで買い物する時に困らないための英語フレーズ集

宿泊形態としてAirbnbや民泊が世界的に主流になりつつある今、旅行先のスーパーで買い物をする機会も増えています。自炊は外食するより低コストで、且つ好きな時間に好きな物が食べられることが最大のメリット。また、自分達で地元のスーパーは市場に出向き買い出しをすることも旅先での楽しみでもあります。店員との会話も最低限で、一見トラブルなくクリアできそうなスーパーでの買い物ですが、抑えておくべきポイントがいくつかあります。そこで今回は、海外のスーパーを一層楽しむために覚えておきたい英語フレーズを紹介します。

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商品を探す

Where are the dairy products?

乳製品はどこですか?

It’s on aisle 4, next to packed vegetables and fruits.

4番通路、カット野菜とフルーツの隣です。

Do you have teeth brushes?

歯ブラシはありますか?

I’m looking for Japanese soy sauce.

日本の醤油を探しています。

Do you have brown sugar in the sugar section?

砂糖コーナーに黒砂糖も売っていますか?

解説

まず最初に、「スーパー」は海外では通じません。これは英語にすると「super」「とても、すごく」と言う意味にしかなりません。正しくは「supermarket」もしくは「grocery store」が正解です。では、この2つの違いは何でしょうか?「supermarket」はその名のとおり「すごい市場」です。食料品だけでなく、衣類や日用品、食器、化粧品など数多く取り揃えられているお店のことです。有名どころで言えばTargetやWalmart、Trader Joe’sなどでしょうか。コストコも大型スーパーマーケットと呼ばれる類です。一方、「grocery store」の「grocery」は「食料品」のことなので、これは食料品や日用品がメインのお店のことです。

 

店内で商品を探す際に、覚えておきたいキーワードは「aisle」です。「通路」と言う意味で、「アイオゥ」と発音します。日本語読みの「アイル」は通じないので気を付けてください。
店員に「Where are the dairy products?(乳製品はどこですか?)」のように場所を尋ねたら、大抵この「isle」を使った返答です。「It’s on isle ~.」を聞き逃してはいけませんよ。

 

「Where are ~?」の他にも尋ね方はいくつかあります。「Do you have teeth brushes?(歯ブラシはありますか?)」と尋ねる方法と、「Where can I find teeth brushes?(歯ブラシはどこで見つけられますか?)」と言う方法、そして「I’m looking for teeth brushes.(わたしは歯ブラシを探しています)」です。どのフレーズを使っても意味は同じです。自分が言いやすいフレーズを使いましょう。

 

また、「~コーナー」は「~ section」と言います。「corner」は「コーナー・角」と言う意味なので通じません。bread section、 meat section、 soft drink sectionなど商品名を前に付けるだけなので、使い方も簡単で会話に取り入れやすいのではないでしょうか。

 

デリの注文

Can I have half pound of potato salad?

ポテトサラダをハーフポンドください。

I would like to get 1 pound of grounded beef in 2 packs.

1ポンドの牛ひき肉を2パックに分けてください。

解説

海外のスーパーで食料品を購入する際に日本と大きく違うところは2個所です。野菜やフルーツはそれぞれ山盛りに盛られていて自分で好きな量(数)を袋詰めできるところと、肉や魚以外にも調理済みの食材がデリカコーナーで量り売りされているところです。そして、この2点に共通して言える日本と海外の最大の違いは重さの単位です。

 

アメリカやイギリスでは「グラム・キログラム」ではなく「オンス・ポンド」が使われています。単位の表示は「オンス=oz」「ポンド=lb」となり、1oz=約28g、1lb=16oz=約453gです。値段の表記は$1.29/lbのように、1lbあたりの値段が分かるようになっています。これなら「1ポンドあたり1ドル29セント」です。

 

デリを注文するときは中にいる店員に声をかけます。何をどれくらい欲しいか、が言えたら完璧です。無難な表現は「Can I have ~ pounds of ~?」「~ポンドの~をください。」です。値札には商品名と1ポンドあたりの値段が書かれているので、サラダやパスタ、ローストビーフなどお惣菜で済ませたいときにとても便利です。日本のスーパーのように肉や魚をお好みの量だけ詰めてくれるコーナーもあります。1ポンドは量が多い、と言う場合は「half pounds」「1/2ポンド」や「quater pounds」「1/4ポンド」で注文することも可能です。

 

スーパーによっては、ベーカリーコーナーも充実しています。パンだけでなく、クッキーや海外らしい色のケーキもひときわ目を惹くでしょう。ドーナツやパンは陳列棚から自分で取ります。欧米諸国のパンは基本的に甘く日本のようないわゆる「お惣菜パン」はありません。ケーキもフルーツなどのトッピングや細やかなデコレーションはなく、鮮やかな色のフロスティングが印象的です。このように、食はその国を象徴します。食料品の買い物はその国を身近に感じる良い機会になること間違いなしです。

 

在庫がない、取り扱っていない

We are out of stock.

在庫を切らしています。

Sorry, we don’t sell that (item/ product) (anymore).

申し訳ありません。もうその商品は取り扱っておりません。

解説

大きなスーパーマーケットでも、取り扱っていない商品があるかもしれません。例えば「ほんだし」や「納豆」「うめぼし」など、日本食は種類が少なくて当たり前です。また、お土産用に大量に購入したい物など、これ以上在庫がない場合もあります。「在庫」は「stock」、「在庫切れ」は「out of stock」です。売っていない商品は「We don’t sell that.」もしくは「We don’t have that.」などと言われます。商品は「item」「product」または「good」と呼ばれます。

 

会計

Hi. How are you?/ How’s it going?

いらっしゃい。

Cash or credit?/p>

お支払いは現金ですか、クレジットカードですか?

Credit, please.

クレジットでお願いします。

Sorry, we don’t accept JCB. Do you have VISA or MasterCard?

すみません、JCBは使えないんです。VISAかMasterCardはありますか?

Paper or plastic?

紙袋にしますか、ビニール袋にしますか?

Can I use this coupon?

このクーポンは使えますか?

解説

英語では相手が誰であれ「Hi./ Hello.」が基本の挨拶です。病院、スーパー、銀行、ガソリンスタンドなど、接客業でもこれだけで全てがカバーできます。こちらも笑顔で「Hi./ Hello.」と返せば会話は完了です。「いらっしゃいませ。」はアジア独特の言い回しなのでしょう。レストランや高級店など「Welcome to ~.(ようこそ~へ。)」を使う所もありますが、窓口やレジのような短時間で終わる対応の場合は滅多に使用されません。

 

レジで聞かれることは2つ。支払い方法と袋の種類です。支払い方法は「Cash or credit?(現金ですか、クレジットですか?)」もしくは「Credit or debit?(クレジットですか、デビットですか?)」です。日本でも使える店舗が増えてきましたが、欧米ではデビットカードもクレジットカードと同じくらい主流です。カードを手に持っているなど、カードで支払うことが分かる様子なら後者の質問をされるでしょう。「credit」は「クレディット」と発音し、「debit」はそんまま「デビット」ですがいずれも最後の「ト」はほぼ発音していません。店員の発音をよく聞いていると「クレディッ」「デビッ」と聞こえるはずです。

 

クレジットカードによっては使えない物もあります。基本的にはどのクレジットカードも海外で使えるのですが、そのお店が提携しているカード会社の関係にもよります。また限度額に気付かないこともあるでしょう。「Sorry, we don’t accept JCB. Do you have VISA or MasterCard?(すみません、JCBは使えないんです。VISAかMasterCardはありますか?)」のように聞かれるでしょう。他にカードがない場合は、「Oh, I will pay in cash then.(あらら。じゃあ現金で払います。)」と述べて現金払いに変更して問題ありません。

 

次に聞かれる質問は「Paper or plastic?」です。これだけ聞くと何のことかサッパリ分からないかもしれませんね。実は、欧米のスーパーマーケットでは袋の種類を選ぶことができるんです。紙袋はマチがあるけど持ち手がありません。プラスチックは便利ですが「eco-friendly」「エコ」ではありません。どちらでも、自分の好きな方を選んで答えるだけです。徒歩なら持ち手のあるプラスチックバッグをおすすめします。もしエコバッグを持っているなら「I have my bag.(バッグを持っています。)」と伝えましょう。買った物を店員が詰めてくれるスーパーマーケットもありますので、「Thank you.」と感謝を伝えましょう。

 

また、欧米ではクーポン付きのフリーペーパーがたくさん発行されています。何個以上購入で適応など条件付きですが、何十種類と使えるクーポンがあるのです。クーポンを見るだけでも楽しいですよ。使いたい場合は、「Can I use this coupon?(このクーポンは使えますか?)」と聞いてみるといいですよ。

 

「Hi./Hello.」と同じように去り際には「Thank you. Have a nice day.」と言われます。「Thank you. You too.(ありがとう。あなたもね。)」と返してください。「Thank you.」だけでも問題ありませんが、「You too.」まで付ける方がより丁寧です。

 

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