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飛行機の遅延や欠航などトラブルに対処するための英語フレーズ

トラブルは旅行に付き物です。特に海外では、日本人の常識が通用しなかったり、ありえない対応をされることもしばしば。しかし飛行機の遅延や欠航は、目的地に到着できなかったり予定通りに帰国できないリスクがありとても厄介です。反対に、自分が乗り遅れてしまいそうなトラブルも発生するでしょう。今回は、そんな飛行機に関するトラブルに冷静に対処するために知っておくべき英語のフレーズを紹介します。

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フライトが予定通りか確認する

Is the flight to Los Angeles on time?

ロサンジェルス行きの飛行機は時間通り出発しますか?

Will this flight take off as scheduled?

このフライトは定刻通りですか?

Yes, it is.

はい、予定通りです。

It’s delayed. It plans to take off at 4:20 pm.

いいえ、遅れています。4:20出発予定です。

解説

空港には全フライトの航空会社、目的地、出発ゲート、離陸時間などが一覧で表示される大きな掲示板(Flight Information)があります。それを見ると全ての情報が確認できるのですが、出発ゲートや離陸時間はよく変更されるので注意が必要です。チェックイン後でも、ボーディングチケットに表示されている情報を100%信頼できるわけではありません。飛行機は天候や空港内外のトラブルに非常に左右されやすい乗り物だからです。

 

時間通りかを確認するには「on time」か「as scheduled」を使います。「on time」は「時間通り」を意味し、「as scheduled」は「予定通り」を指す表現です。Flight Informationの見方が分からない場合や、航空会社のカウンターでフライト時刻を確認したいなら、ボーディングチケットを見せながら「Is this flight on time? (このフライトは時間通りですか?)」のように「this flight」を使って尋ねましょう。

 

「遅延」は「delayed」、欠航は「cancelled」と言います。遅延なら、新しい出発時刻と出発ゲートを確認しましょう。欠航の場合は、新たなフライトを用意してもらうのか、翌日に変更してホテルで1泊するのかなど、次の手段を考えなくてはなりません。

 

遅延:新たなフライト情報を確認する

What time is the new departure time?

(変更後の)出発時間は何時ですか?

Are we still boarding from gate 5?

搭乗は5番ゲートのままですか?

No. Your boarding gate is changed to gate 12.

いいえ。12番ゲートに変更になっています。

Is there any earlier flight to Los Angeles, or near air port?

ロサンジェルスかその近く行きのもっと早いフライトはありますか?

Just a moment.

少々お待ちください。

We have a flight to San Barnardino at 11:10.

サンバーナディーノ行きのフライトなら11:10にございます。

Can I take that flight instead?

代わりにその飛行機に乗ることは可能ですか?

解説

飛行機が遅延した場合、必ず確認すべきポイントは2つ。新たな出発時刻と搭乗ゲートです。「出発」は「departure」「離陸」は「take off」です。出発時刻に関しては、「What time is the departure?」や「What time are we taking off?」と尋ねましょう。フライトが前後すると、搭乗ゲートも変更になるケースがほとんどです。「搭乗ゲート」は「boarding gate」と言います。搭乗ゲートまでモノレールやバスで移動しなくてはいけないような大きな空港もあるので、搭乗ゲートは必ず確認してください。

 

「instead」は「代わりに」と言う意味です。神戸空港、伊丹空港、関西空港や羽田空港、成田空港のように、ひとつのエリアに複数の国内線発着空港がある国や地域もあります。もし、急いでいたり目的地が多少変更になっても問題ない場合は、もっと早く出発する他のフライトがあるか確認しましょう。

 

遅延:乗り継ぎに間に合わない

In that case, I can’t make it to my connecting flight.

それでは乗り継ぎに間に合いません。

Can you rearrange my flights?

フライトを見直してもらえませんか?

Will you book me to another airline’s flight?

他の航空会社のフライトに変更してもらえませんか?

解説

「乗り継ぎ」は「connecting flight」です。最初のフライトが遅延すると、乗り継ぐ便の出発時刻に間に合わない可能性があります。そんな場合は、空席があれば乗り継ぎ便を変更してくれたり、スムーズに目的地まで到着できるようにアレンジし直してもらいましょう。ただ、自ら進んで動いてくれる職員と、頼み込まないと対応してくれない人がいるので、どちらにしても、この遅延で非常に困っていることを主張して強気に振る舞う必要があります。

 

「make it to ~」で「~に間に合う」と言う意味になります。「book」は「予約する」です。大抵の場合は「乗り継ぎに間に合いません。」と言えば何らかの対処をしてくれますが、相手の行動を待っていても拉致があかないこともあるので、3つのフレーズをまとめて覚えておくと良いでしょう。

 

フライトが欠航になった

Why was it cancelled?

なぜ欠航になったのですか?

I need an alternate flight, then.

では代わりの便が必要なんですが。

What time is the next flight to Los Angeles?

ロサンジェルス行きの次の便は何時ですか?

解説

家族や職場、現地で待っている友人や宿泊先などに予定通り到着できないことを伝える必要があるので、欠航の理由を聞いてみましょう。雪や自然災害など理由が明らかでない場合は、機体のトラブルや航空会社による問題が理由です。そんな時は、お詫びとして空港内で利用できる食事の割引券や無料券がもらえたり、代わりのフライトで無料のアップグレードなどサービスしてくれる航空会社もあります。また、最終便のフライトなら空港近くのホテルを手配してくれる場合もあるので、職員に助けを求めましょう。

 

出発時刻に遅れそう

My flight is taking off in 20 minutes. I need to check-in as soon as possible.

あと20分で飛行機が出発しちゃうんです。今すぐチェックインさせてください。

I’m about to miss my flight. Please let me go through.

飛行機に乗り遅れそうなんです。先に行かせてください。

解説

渋滞や体調不良などで、自分がフライトに間に合わないようなピンチも訪れるでしょう。また、混雑している空港では時間に余裕を持っていても列が一向に動かず、乗り遅れそうになることもしばしば。そんな時は空港の案内係や近くにいる航空会社の職員に急いでいる旨を伝えましょう。

 

「in ~ minutes.」は「~分で、~分以内に」を表します。「miss」は「乗り遅れる、間に合わない」という意味です。並んでいる列の順番を譲ってほしい時は「please let me go through」や「May I go first?」を使って先に行かせてもらいましょう。「please」は「お願いします」なので、一言付け加えるだけで丁寧にお願いしている表現になります。対処してもらった際には「Thank you.」や「Thank you so much!」としっかりお礼を言いましょう。

 

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