ヘッダー

ホテルのチェックイン&チェックアウトに使える基本の英会話フレーズ

海外旅行と言えばホテル滞在。手間取ることなくチェックインがトラブルなくこなせるとホッとしますよね。今回お伝えするホテルのチェックイン・チェックアウト時に使える英会話フレーズを覚えて、スムーズな海外旅行の始まりと終わりに備えましょう。

オプトインバナー


チェックインの基本フレーズ

Hi. Check in, please.

チェックインお願いします。

Yes. Your name, please?

お名前お願いします。

Tanaka. T-A-N-A-K-A.

田中です。スペルはT-A-N-A-K-Aです。

Just moment, please.

少々お待ちください。

May I have the voucher and your passport?

予約伝票とパスポートを見せていただけますか?

Sure.

はい、どうぞ。

And your credit card, please.

クレジットカードもお願いします。

What is this payment for?

この支払いは何のためですか?

解説

まず、チェックインについて紹介します。チェックインは英語も「check-in」で同じです。ただ発音が異なり「チェッキン」になります。ホテルのフロントではシンプルに「Check-in, please.」「チェックインお願いします。」で通じます。丁寧に言いたければ「I’d like to check-in, please.」が使えます。

 

ホテルスタッフから「your name」が入った返事があれば「名前を教えてください。」と言っています。「Your name, please.」なのか「May I have your name?」や「Will you tell me your name?」になるのかは、そのホテルの方針や従業員の性格によります。もし、予約をしていないなら「I came here without booking.(予約をせずにここに来ました。)」と伝えてみてください。

 

英語圏の人にとって日本の苗字はスペルも発音も難しいものです。名前(苗字)を述べたあとにアルファベットで一文字ずつ言いましょう。中には、「T」と「D」のように聞き取りにくい音もあります。その時は「トマトのト」と言うように「T for tomato」と単語を例に出して伝えます。

 

「少々お待ちください。」は、ホテルのフロントなら「Just a moment.」が主流です。「Just a second.」「One moment.」「Just a minute.」など、他の言い方もありますが一番丁寧でフォーマルな表現は「Just a moment.」です。

 

voucherは「予約表、予約伝票」の意味で、発音は「ヴォウチャー」です。日本では身分証明書を提示することはありませんが、海外のホテルでは予約表とパスポートの提示を求められることが多いです。「May I have the voucher and your passport?」は定番フレーズなので覚えておきましょう。

 

同時に、クレジットカードも必要です。海外のホテルでは、チェックイン時にdeposit「保証金」を支払います。もしくは、初日に宿泊費を全額決済するホテルもあります。クレジットカードを提出する時には「What is this payment for?(これは何の支払ですか?)」と支払いの意図を確認しましょう。

 

部屋の希望を伝える

Can I stay in a room with an ocean view?

オーシャンビューの部屋をお願いできますか?

Excuse me, I requested a room with an ocean view.

すみません。海側の部屋をお願いしていたのですが。

Let me check the availability.

空きを確認いたします。

I’m sorry. Unfortunately, those rooms are full.

申し訳ございません。生憎満室です。

We have one available but it’s not a Twin beds room. It’s a Queen bed room.

1部屋空いていますが、ツインベッドではなくクイーンベッドになります。

Um, OK. I will take that room.

うーん。分かりました。その部屋にします。

解説

もし部屋の希望を聞かれたら「Can I stay in a ~ room?」(~部屋に滞在できますか?)」や「Do you have a room with ~?(~のある部屋はありますか?)」と尋ねましょう。湯船に浸かりたいと思ったら「Do you have a room with a bath tub?」と言うことができます。

 

部屋のタイプは大抵日本と同じで、「Single」「Twin」「Queen」「King」を使います。消防法などの規律でトリプルベッドが用意できない部屋もありますし、簡易ベッドを置いているホテルもあります。ホテルのグレードによって部屋も設備も色々です。

 

「予約した部屋と違う」と思ったら遠慮せずに確認してください。「I requested a Twin room.(ツインルームを希望したのですが。)」と言いましょう。定かではない時は「I thought I requested ~.(~を希望したと思うんですけど。)」が使えます。しかし、海外のホテルでは予約したはずの部屋が空いていない、なんてことがよくあります。同等の他の部屋に変更してもらうか、アップグレードしてくれるホテルもあるので「But I really want to stay in a room with ocean view. Your hotel is wonderful.(でも本当にオーシャンビューの部屋に泊まりたいんです。このホテルステキなんだもん!)」などと、粘ってみても良いかもしれませんね。

 

どちらにせよ、部屋の希望は伝えた方が良いです。「空き状況を確認します。」は「Let me check the availability.」です。「満室」は「いっぱい」を意味する「full」を使います。「availability」の発音は「アヴェイラビリティ」です。「その部屋で良いです。」と言う時は「That room is fine.」や「I will take that room.」を使いましょう。

 

ルームキーの受け取りと朝食やWi-Fiの説明

Please sign here.

こちらにサインをお願いします。

Thank you for the voucher and your passport.

予約表とパスポートをお返しします。

Your room is 604. It’s on the 6th floor, and here is the card key for your room.

お部屋は604号室です。6階にございます。こちらがルームキーです。

Thank you.

ありがとうございます。

Breakfast will be served from 6:30 to 9A.M. at the café behind you.

朝食は、6:30から9:00まで後ろのカフェでご用意しております。

Is it free?

無料ですか?

Yes, it’s included in your plan.

はい、プランに含まれております。

I see.

なるほど。

May I have the password for the Wi-Fi?

Wi-Fiのパスワードを教えていただけますか?

It shall be written on the information booklet on the desk in your room.

お部屋の案内本に明記しております。

All right. Thank you.

分かりました。ありがとうございます。

解説

ホテルの宿泊伝票にサインをする時「Please sign here.」と言われます。サインは念のためにローマ字にしてください。予約表、パスポート、クレジットカードなど渡した物は忘れずに受け取りましょう。その後パスポートは大切に保管してください。盗難に遭ったり紛失したりすると一大事です。

 

ルームキーを受け取る時に、部屋番号が聞き取れないと言う声をよく耳にします。604は「six zero four」や「six O four」と言います。0は「zero」と言ったり、形がアルファベットのOに似ていることから「O」と言う人もいます。日本語で「マル」と言うのと同じ感覚です。「1028」のように4ケタの場合は10と28で分けて「ten twenty eight」になります。

 

朝食が宿泊料金に含まれているのかも確認しましょう。「含まれる」は「included」で「含まれない」は「not included」または「excluded」です。朝ごはんの営業時間も聞き逃さないようにしたいですね。立派なレジャーホテルでない限り、英語圏のホテルの朝食は、パンやシリアル、ワッフルなど軽めの洋食がほとんどで種類も少ないです。

 

最近は、大抵のホテルに無料のWi-Fiがありますので、パスワードの確認も併せてしておきましょう。部屋に明記してあるホテルやフロントで確認するホテルなど、ホテルによってバラバラです。「May I have (know) the password for the Wi-Fi?」や「Will you tell me the password for the Wi-Fi?」もしくは「Where can I find the password for the Wi-Fi?(パスワードはどこにありますか?)」と尋ねたら教えてくれますよ。

 

ここでのやりとりは、ホテルスタッフの英語を聞き取る練習だと思ってください。こちらから返事をすることは少なく、相槌程度で済みます。「I see.(なるほど。分かりました。)」や「OK.」「All right.(分かりました。OKです。)」の3つ覚えておけば問題ありません。言われたことが聞き取れなかった時は「何て言いました?」と尋ねてください。「I’m sorry?」や「What’s that?」がネイティブっぽい表現です。「Pardon?」は通じますが、ネイティブはあまり使いません。

 

チェックアウトの基本フレーズ

Good morning. We are checking out.

おはようございます。チェックアウトします。

Mr. Tanaka, how was your stay?

田中様、ご宿泊はいかがでしたか?

It was wonderful. We had a good vacation.

素晴らしかったです。良い休暇になりました。

I’m happy to hear that. Did you have anything from the mini bar?

それは良かったです。冷蔵庫から何かお飲みになりましたか?

Yes, 2 water and a beer.

はい、水2本とビール1本です。

No, we didn’t.

いいえ、飲んでいません。

This is the room service bill for your coffee and the spa.

こちら、ルームサービスのコーヒーとスパご利用の請求書です。

We didn’t use the spa.

スパは使っていないんですが。

Do you pay by credit card?

クレジットカードでのお支払いでよろしいですか?

Yes, please.

はい、お願いします。

Please sign here.

サインをお願いします。

No, I’d like to pay by cash.

いいえ、現金で支払います。

Sure. The total will be $325.

かしこまりました。お会計は325ドルです。

解説

ここではチェックアウトの基本フレーズを紹介します。チェックアウトは大抵午前中です。フロントに着いたらまずは挨拶をしましょう。チェックイン同様、チェックアウトも英語と同じです。発音は「チェッカウ」に近いです。また、「check out, please.」の他に「I’m checking out.」と言うこともできます。反対にスタッフから「Are you checking out?」「チェックアウトですか?」と尋ねてくる場合もありますので、その時は「Yes.」と一言答えるだけです。

 

チェックアウトの手続きをしながら「How was your stay?(ご宿泊はいかがでしたか?)」や「Did you enjoy your staying in London?(ロンドン旅行はいかがでしたか?)」の様に、感想を聞いてくれるスタッフもいます。シンプルに「It was wonderful / great / amazing.(素晴らしかった、よかった)」と返答してください。決して滞在中の詳細が知りたいわけではありませんので。

 

部屋に付いている冷蔵庫は「mini bar」と言います。備え付けの飲み物を飲んだ場合は、チェックアウト時に申告してください。逆に言うと、何かを飲む時は値段の確認をおすすめします。ルームサービスやスパ、エステなどホテル内の施設を利用した場合も同様、清算時に詳細を確認してください。「bill」は「請求書」です。内訳に間違いがあれば指摘しましょう。「We didn’t have dinner in our room that day.(この日は部屋で夕食を食べていませんよ。)」や「I didn’t use the spa.(スパは利用していません。)」のように「We (I) didn’t ~.」を使います。

 

支払いはクレジットカード、現金どちらでも可能です。チェックイン時にクレジットカードを提示している場合は「Do you pay by (with) credit card?」と聞かれるだけで、再度の提示を求められることはないでしょう。現金で支払う場合は「I will pay by cash.」でOK。もし、一部を現金で残りをクレジットカードで支払いたいなら「I’d like to pay $200 by cash and the rest by my card.(200ドルを現金で、残りをカードで払いたいです。)」のように伝えます。

 

最後は一言お礼を述べてから出発しましょう。「Thank you.」だけでも良いですが「Thank you for your kindness.」や「Thank you for your hospitality.」まで言えれば完璧です。

 

オプトインバナー