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海外で効率よくショッピングをするために知っておきたい英語表現

ショッピングは海外旅行のメインイベントです。その国や土地の民族品や、日本にはないショップ、そして日本より安く購入できるブランド品など目的は人それぞれ。お土産選びも楽しい時間で、とにかく海外でのショッピングは時間があっと言う間に過ぎてしまいます。そんな海外でのショッピングは、限られた時間の中でいかに効率よく行きたいお店をまわるかがキーになります。そこで今回は、海外でのショッピングを効率よくしてくれる英語表現や日本と発音が異なる店名などを紹介します。

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お金に関すること

It’s 9.99.

9ドル99セントです。

It’s 5 bucks.

5ドルです。

It’s 10 quid.

10ポンドです。

Do you have a quater?

25セントありますか?

Keep the change.

おつりは取っておいて。

Tax included.

税込み

解説

まずはお金に関する表現です。通貨はアメリカとオーストラリアにはドルとセント、イギリスにはポンドとペンスの2種類ずつあります。最初にここで紹介したいのは、合計金額の言い方です。レジで支払いをするときに、店員はわざわざ合計金額を「9 dollars 99 cents.」「9ドル99セントです。」とは言いません。「$9」や「$14」のようにセントが必要ないキリのいい金額なら「9 dollars.」や「14 dollars.」と言います。しかし、「$9.99」や「$14.44」のようにセントが含まれる場合は「9.99(Nnine, ninty-nine.)」や「14.44(Fourteen, forty-four.)」と言います。

 

次に、ドルとポンドには非公式な別の名称があることをお伝えします。そもそも「ドル」自体が日本語英語で、正しくは「dollar(s)(ダラー(ズ))」なのですが、それとは別にネイティブが口語表現としてよく使う通貨の言い方があるんです。アメリカでは「ドル」のことをよく「buck(s)」と言います。「1ドル」は「one buck」、「$2」以上の複数形は「two bucks」となります。発音は「バック(ス)」です。どこか親近感が沸くのはStarbucksの「bucks」と同じ発音だからです。

 

同じように、イギリスの「ポンド」は口語表現では「quid」になります。発音は「クイッド」です。このquidは複数形でも変わりません。日本には「円」以外の言い方がないので、不思議な感覚ですがネイティブとのやりとりやカジュアルな会話の中では「dollars」「pond」よりも「bucks」「quid」の方が頻出するほど、当たり前の存在になっています。

 

お金に関する言い方はまだあります。通貨の種類はお札とコインの2種類ですが、コインには別の言い方があるんです。1ペンス、1セントはよく「penny(ペニー)」と呼ばれます。そしてコインのことを「pennies(ぺニーズ)」と言います。アメリカのコインには1セント、5セント、10セント、25セントの4つがあり、それぞれにネイティブが普段使う非公式な名称があります。「1セント(penny)」、「5セント(nickel)」、「10セント(dime)」、「25セント(quarter)」です。「Can I borrow a quater?」は「25セントを1枚貸してくれませんか?」と言う意味です。この使い分けは、慣れないと混乱しますよね。もちろん「10 cents」「25 cents」のようにcentを使っても間違いではないので、無理に使う必要はありません。

 

「おつり」は「change」です。本来の単語の意味どおり「変更する」もchangeです。「Here’s your change.」は「こちら、おつりです。」と言う意味です。また、「Keep the change.」は「おつりは取っておいてください。」を意味する決まり文句です。タクシーやレストランなどチップが必要な金銭のやりとりの場面で、少額のおつりならもらわずに店員に渡してしまうことがよくあります。

 

「消費税」「tax」は国や州によって異なります。イギリスは20%、オーストラリアは10%、アメリカは州によって定められています。カリフォルニア州は7.25%、ハワイ州4.35%です。デラウェア州やオレゴン州のように消費税がない州もあります。「税込み」は「tax included」もしくは「with tax」と言います。「include」は「含む」を意味する動詞です。反対に「税抜き」は「tax excluded」もしくは「without tax」と言いますよ。

 

知っていると便利な質問

Where is the bathroom?

トイレはどこですか?

What time do you close?

何時に閉店しますか?

Can you put all in one bag?

全部をひとつにまとめてくれませんか?

Will you keep these items while I look around?

見て回る間、これらを預かっていただけませんか?

解説

モールやアウトレットなど大きなショッピングセンターで知っておくと便利な表現をいくつか紹介します。「Where is the bathroom?(トイレはどこですか?)」は必ず押さえておきたいフレーズですよね。「bathroom」の他に「restoom」「powder room」「water closet」とも言いますが、主流は「bathroom」と「restroom」の2つです。「toilet」は「便器」を指すので、通じません。「where is the toilet?」は売り物の便器を探していることになるので、注意しましょう。

 

そして、遅い時間にショッピングに出かけたら閉店時間が気になるところです。確認する際には「What time do you close?」もしくは「What time does this mall close?」と尋ねましょう。翌日もショッピングに訪れたいなら「What time do you open tomorrow?」と聞きます。たくさんの買い物袋をひとまとめにして欲しいときは、「Can you put all in one bag?(ひとつにまとめてくれますか?)」とお願いして問題ありません。

 

もし、お土産用など大荷物になりそうなときは「他のを見ている間、預かってくれませんか?」と頼んでみるのもひとつです。預かってくれるお店とそうでないお店がありますが、ダメ元で聞いてみましょう。「Will you keep these items (for me) while I look around?(見て回る間、これらの荷物を預かってくれませんか?)」で通じます。もちろん、そのお店で購入した(する)商品のことで、自分のバッグや他店で購入したものを預けることはマナー違反ですよ。

 

日本語と違う名前のお店

GODIVA

コディバ

McDonald’s

マクドナルド

to go

テイクアウト

baskin robbins

31アイスクリーム

COSTCO

コストコ

IKEA

イケア

Puma

プーマ

解説

最後に、日本とは異なる言い方をするお店の名前をいくつか紹介します。まず、チョコレートの代表格「GODIVA」です。日本では「ゴディバ」と言いますが、正しくは「ゴダイヴァ」です。「ゴディバ」と言っても通じませんよ。

 

ファーストフードの「マクドナルド」も全く別の発音になります。Dを強調して「マクダーナルッ」が正しいです。「Donald」の言い方が全く別物なので要注意です。そして、店名ではないですが「お持ち帰り」は「テイクアウト」ではありません。これは完全な和製英語です。正しくは「to go」と言います。ファーストフード店では「Here or to go?」と聞かれます。これは、「店内でお召し上がりですか、お持ち帰りですか?」と聞かれているんです。

 

モールやアウトレットでは、Cold Stoneやサーティーワンなどのアイスクリーム屋さんもよく見かけます。サーティーワンは、全く別物で「baskin robbins」が正解です。「バスキンロビンズ」と発音します。他にも日本にある「IKEA」や「コストコ」の海外店に行ってみたい、と言う人もいるでしょう。しかしどちらも発音が少し違います。「IKEA」は「アイケア」、「COSTCO」は「コスコ」と言います。「GODIVA」と「IKEA」は同じルールで発音が異なっています。母音が2つ以上入っている単語の場合、iの音を本来の「イ」ではなくアルファベット読みで「アイ」と言っているからです。「COSTCO」はtの音を打ち消して発音するというルールがあるからです。「Puma」は「ピューマ」、「adiddas」はディを強調して「アディーダス」と発音します。

 

他にも和製英語はたくさんあって「タコス」は「taco」と言い、「ホットケーキ」は「pancake」が本来の英語です。そして、日本でも頻繁に見かけるようになった「タピオカドリンク」はアメリカ(特にハワイや西海岸)でもよく見かけますが、「ボバ」と呼ばれています。このように、名称については言い出すとキリがありません。逆に「トヨタ」のような日本企業は「トヨーダ」と言われたり、「わさび」は「ワサービ」と伸ばして発音されます。英語風にアレンジされていることも多いです。現地の人がどんな風に発音しているか、聞き比べられるのも実際に海外に出向くメリットのひとつではないでしょうか。正しい言い方が分からない場合は「How do you say this in English?(これって英語でなんて言うんですか?)」とロゴや文字を見せて確認したり、「in Japanese, it’s ~.(日本語では~って言うんですよ。)」と教え合ったりするのもお互いに発見があって楽しいかもしれません。

 

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