ヘッダー

ホームステイ先で共有スペースを使う時に役立つ英語フレーズ

ホームステイや民泊をすると、お風呂やキッチン、リビングなどの共有スペースを使う時に「~してもいいですか?」と家族に確認する必要があります。また、洗濯や送迎などこちらから頼みごとをする機会も多いでしょう。今回は、そんなシチュエーションで役立つ様々な表現を紹介します。

オプトインバナー


許可を得る

May I use the computer?

コンピューターを使ってもいいですか?

Can I have some water?

お水を飲んでもいいですか?

Is it OK if I take a shower first?

先にシャワーを使ってもいいですか?

Do you mind me smoking?

タバコを吸ってもいいですか?

解説

ステイ先では何かと許可を得る頻度が高くなります。いちいち「~してもいいてすか?」と尋ねるのは一見面倒に見えますが、例えば水一杯飲むだけでも、勝手に飲むより一言声をかけて飲む方がお互いに気楽だったりします。そして、尋ねることは宿泊させてもらっている側のエチケットでもあります。親しき仲にも礼儀あり、とはまさにこの事。許可を得るためのフレーズを何パターンか覚えておきましょう。

 

ここでは四種類の表現を紹介します。一つめは「May I ~?(~してもいいですか?)」です。とても丁寧な表現で日本語の敬語にあたる言い回しです。英語はフランクな話し方が一般的なので「この人にこの言い方で大丈夫かな?」と不安になることも多いですが、「May I ~?」は目上の相手でも気にせずに使うことができます。

 

それに比べると「Can I ~?」は、少し砕けた言い回しで「~してもいいかな?」とカジュアルになります。そうは言っても、ホストファミリーに使う分には全く問題はないのでどんどん使いましょう。「Help yourself.」や「Make yourself at home.」と言ってくれるホストファミリーもいるでしょう。これは、「好きに食べてね。」や「自分の家のようにくつろいでね。」を意味します。「Thank you. I will.」と返事をして自由にさせてもらいましょう。

 

「May I ~?」と「Can I ~?」以外にも許可を求める尋ね方があります。「Is it OK if I ~?」と「Do you mind me ~ing?」です。どちらも「~してもいいですか?」と質問していることに変わりはありませんが、覚えておくとバリエーションが増えて便利です。「May I use the computer?」を言い換えると「Is it OK if I use the computer?」と「Do you mind me using the computer?」になります。

 

「mind」は「気にする」を指す動詞で、フレーズを直訳すると「私が~したら気になりますか?イヤですか?」です。「Do you mind me smoking here?(ここでタバコを吸ったら気になりますか?)」と尋ねて「Yes, I do.」と言われたら、「はい、イヤです。」と言うこと。すなわち、ここでの喫煙は不可です。「No, I don’t.」は「いいえ、気にしませんよ。」なので喫煙可です。

 

使い方を尋ねる

How do I turn on the shower?

シャワーはどうやって使いますか?

Will you tell me how to use the shower?

シャワーの使い方を教えてください。

I don’t know how to use the laundry machine.

洗濯機の使い方が分かりません。

解説

ステイ先では、自分の家とは違うので使い方が分からないことはもちろん、文化の違いから勝手が分からないことも多々あるでしょう。そんな時は遠慮せずに素直に尋ねてみることが一番です。そこから会話が弾んだり、お手伝いをしたりしてコミュニケーションに繋がることもありますよ。

 

使い方や方法を尋ねるには「どのように」を意味する「how」を使います。「How do I turn on the shower?(どうやってシャワーを出しますか?)」や「How do I change the channel?(チャンネルはどうやって変えたらいいの?)」のように「How do I ~?」が基本のフレーズです。使い方が分からない機器を持ったり指さしたりしながら「How does it work?(どうやって動かすの?使うの?)」と尋ねてもいいでしょう。

 

他の言い方なら「~の使い方を教えてください。」とお願いする「Will you tell me how to use ~?」があります。「will」の代わりに「could」「can」もしくは「Please tell me ~.」と繋げることも可能です。この表現を使うと機器の使い方だけでなく道順や洗ったお皿を戻す場所なども確認することができます。このフレーズは「Will you tell me how to go to the nearest supermarket?(一番近いスーパーへの行き方を教えてください。)」や「Will you tell me where to put these plates?(これらのお皿の戻し場所を教えてください。)」のように、言い回しが効く上にとても丁寧な尋ね方でオールマイティに使えます。是非覚えておくことをおすすめします。

 

もう一つの表現は「使い方が分かりません。」と伝える方法です。「I don’t know how to use the laundry machine.(洗濯機の使い方が分かりません。)」と伝えることで、使い方を教えてもらったり指示を仰いだりできます。この表現もまた使い回しが可能です。「I don’t know where to put the towel I used.(使ったタオルをどこに置くか分かりません。)」や「I don’t know what to use to wipe the table.(テーブルを拭くために何を使えばいいか分かりません。)」のように応用することができます。

 

頼みごとをする

I have a favor (to ask).

お願いがあります。

Would you do me a favor?

お願いしてもいいですか?

Will you wash my clothes?

私の服を洗ってくれませんか?

Could you take me to supermarket?

スーパーに連れていってくれませんか?

解説

「I have a favor.」「お願いがあります。」は覚えておきたい決まり文句の一つです。「I have a favor to ask.」でも同じ意味になります。「I have a big favor to ask.」のように日本語で言うところの「一生に一度のお願い」のような表現もあります。「Mom, I have a favor to ask. I want to eat your chili beans again.(ママ、お願いがあります。ママのチリビーンズ、もう一回食べたいなぁ。)」のように、「I have a favor.」の後に続けてしたい事や希望を伝えるといいですね。

 

「お願いがあります。」の別の言い方が「Would you do me a favor?」です。こちらも同じようにお願いごとを後に続けて述べましょう。「favor」の発音は「フェイヴァ」となり、fとvはどちらも下唇を噛で発声します。「fever」「フィーヴァ」とスペルも発音も似ているので要注意です。

 

「Will you ~?」は「~してくれませんか?」を意味する丁寧な表現です。他にも「Would you ~?」や「Could you ~?」と言う表現もあります。「Can you ~?」を使うこともできますが、他の表現と比べると少しカジュアルなニュアンスになります。ただし、ステイ中は全てのことをお願いするわけではなくキッチンや自室の掃除やトイレットペーパーの補充など、自分でできることは自分で行いましょう。お手伝いをする時は、「Let me do it.(私がやります。)」や「I can help you.(手伝います。)」のように声をかけてから取り掛かるといいですね。

 

「Could you ~?」の発音は「クッヂュウ」と繋げて言います。「Would you ~?」も同様に「ウッヂュウ」となります。これらの表現は、ホストファミリーや大家さんからも頻繁に聞くことになるでしょう。それは、日本と英語圏諸国の文化の違いからくるものです。例えば、アメリカでは、使用していなトイレのドアや寝室のドアは開けっ放しにしておく習慣があります。もし閉めていたら「Could you leave the bathroom door open?(トイレのドアは開けておいてくれる?)」と頼まれるでしょう。もしくは「Leave the bathroom door open, please.」と言われるかもしれません。

 

また、「I want you to wash the vegetables (for me).」のように「I want you to ~.」と言われることもあるでしょう。これは「あなたに~してほしい。」と言う意味で、この場合「野菜を洗ってほしいの。」とお願い(指示)されています。もちろん、「Can you ~?」や「Will you ~?」が使われる場合もあるのですが、「I want you to ~.」は目上の人からの命令・指示として使う表現です。この様に頼まれた時は「Sure.」や「Of course.」と返事をして手伝ってください。

 

「I need you to ~.」が使われたら、ニュアンスが少し違います。これは頼みごとと言うよりも指示・命令の方が強調された表現です。「I need you to clean the room. Now!」は「今すぐ部屋を片付けなさい!」になります。お願いには聞こえませんよね。この様に、頼み方のフレーズは色々とあり、使い方もその人によって多種多様です。ネイティブが実際にどんな風に使っているか聞き分けてみるのも、いいリスニングの練習になりますね。

 

オプトインバナー