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「シャワーのお湯が出ない」は英語で?海外のホテルでトラブル・クレームを伝える英語フレーズ

海外旅行先のホテルで「鍵を部屋に置いたまま締め出されてしまった。」や「お腹が痛いので薬がほしい。」など、トラブルの時にとっさに英語が出てきますか?もしくは、「シャワーのお湯が出ない」や「隣の部屋が騒がしくて眠れない。」などのクレームも入れたい場面もあるでしょう。そこで今回は、海外のホテルでトラブルやクレームを伝えるための英会話フレーズを紹介します。

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自分に関するトラブル、体調不良

I locked myself out.

ルームキーを置いたまま部屋を出てしまいました。

I lost my room key.

ルームキーをなくしてしまいました。

I spilled orange juice on the carpet.

オレンジジュースをカーペットにこぼしてしまった。

Can I have an extra bath towel? I accidentally soaked it.

もう1枚バスタオルをいただけますか?間違って濡らしてしまいました。

My son has a fever. Do you have ice?

息子が熱を出しました。氷はありますか?

I have pain in my back. Do you have a taping?

腰を痛めました。テーピングはありますか?

Can we get some band aids?

ばんそうこうをいただけますか?

解説

ルームキーに関するトラブル、アクシデントはよく起こります。特にキーを持たずにうっかり部屋を出てしまい締め出されるハプニングは、ホテルにとっては日常茶飯事なんだとか。そんな時はフロント又はコンシェルジュに「I locked myself out.(ルームキーを置いたまま部屋を出てしまいました。)」と伝える他ありません。「lock out」で「締め出す」です。
「lock」の発音が少し難しく「ラック」に近い音になります。「ロック」ではないので注意してください。

 

ルームキーを紛失する可能性もあります。従来の鍵からカード型が主流になってから特に、どこに置いたか分からなくなったり、気付かないうちに落としていたりするんですよね。気付いたらすぐにホテルスタッフに報告しましょう。「lost」は「失くした」を指す動詞です。これを使って「I lost my room key.(ルームキーをなくしました。)」と伝えます。悪意を持った人なら部屋に侵入し、貴重品やパスポートを盗む可能性も。ただの「落とし物」では済まない状態になってしまうと大変です。くれぐれも気を付けてください。

 

部屋の中で、飲み物をこぼしてしまうことあるでしょう。ワインやコーラ、オレンジジュースなどは匂いだけでなく、色も染みてしまいます。雑巾や掃除をお願いするためにも、早めの報告が必要です。「こぼす」は「spill」です。「I’m sorry. My son spilled some orange juice on the floor. Can I borrow some dust cloth?(ごめんなさい。息子がオレンジジュースを床にこぼしてしまいました。雑巾をお借りできますか?)」のように伝えることができます。

 

シャワーとトイレが一緒になっているバスルームは、スペースが限られていたりシャワーカーテンに慣れていなかったりすると、うっかりタオル類をシャワーで濡らしてしまうことがあります。そんな時は代わりのバスタオルをお願いしましょう。「Can I have an extra bath towel? I accidentally soaked it.(もう1枚バスタオルをいただけますか?間違って濡らしてしまいました。)」と正直に伝えましょう。「accidentally」は「事故で、うっかり」と言う意味です。「わざとじゃないんです!」と主張したい時に使える一言ですね。

 

体調不良やケガも旅先で大いに起こりうるアクシデントです。万が一に備えて、常備薬は持ってきているでしょうが、足りないものはホテルに借りましょう。例えば、子供が熱を出して氷枕を作りたい時はコンシェルジュに氷をお願いします。「Do you have ice?(氷はありますか?)」もしくは「Can I have some ice?(少し氷をいただけますか?)」と尋ねてください。

 

腹痛、頭痛など体の不調も遠慮せずにホテルに伝えてください。痛みにを伝えるフレーズには、ぜひ「I have pain in my ~.(~が痛いです。)」を覚えておきましょう。病院へ行きたい場合は、コンシェルジュにタクシーを手配してもらったり、病院を予約してもらったりもできます。「I want to see a doctor.(病院に行きたいです。)」や「Would you make an appointment for me?(代わりに予約を取ってもらえませんか?)」と言えば手配を手助けしてくれます。

 

「ばんそうこう」には2種類の言い方があります。ひとつは日本語にもなっている「band-aid」です。これはアメリカ英語で「バンドエイド」は商品名なので、他の国では伝わらないかもしれません。もうひとつの言い方は「plaster」です。これはイギリス英語ですが意味も「ばんそうこう」です。どちらも正しいのですが、訪問先によって通じない場合があるので両方覚えておくと良いですね。

 

設備に関するトラブル

Hot water doesn’t come out.

お湯が出ません。

The shower isn’t hot enough.

シャワーのお湯が熱くありません。

The toilet doesn’t flush.

トイレが流れません。

There is no soap in the bathroom.

お風呂に石けんがありません。

There are not enough blankets in this room.

人数分の毛布がありません。

The window doesn’t open.

窓が開きません。

The TV is broken.

テレビが壊れています。

The room is too dry. I need a humidifier.

部屋が乾燥しています。加湿器が欲しいです。

解説

先ほどは人にかんするトラブルでした。ここでは設備に関するトラブル、クレームも伝え方を紹介します。

 

海外のホテルの定番「お湯が出ない。」は「Hot water doesn’t come out.」や「I don’t have hot water in this room.」で伝わります。シャワーを使用する前に、必ずお湯が出るか、そして十分熱いか確認してください。冬の水風呂、なんて最悪な状況は避けたいですから。

 

トイレが流れないこともあるでしょう。そんな時は「The toilet doesn’t flush.」を使います。「flush」が「流れる」です。「The toilet is broken.(トイレが壊れています。)」でも伝わります。他にも壊れていることを伝えるには「~ is broken.」が使えます。覚えておいて損はしないフレーズですよ。

 

「部屋に~がありません。」の基本型は「There is no ~ in this room.」です。「in this room」の代わりに「for everyone」を入れると「足りない」を指します。枕やタオル、毛布など人数分ない時に使ってください。同様にトイレットペーパーがない場合は「There’s no toilet paper.」です。ちなみに、海外のホテルでは歯ブラシやヘアブラシなどのアメニティは付いていないところがほとんどです。自分で用意するか、フロントで有料の物を買わなくてはいけません。

 

「引き出しが開かない」「テレビがつかない」「窓が開かない」など、故障やトラブルも起こるかもしれません。そんな時はあまり現物に触らずに、そのままの状態でホテルスタッフを部屋に呼びましょう。壊れていたんじゃなくて壊したんじゃないのか?と疑われる可能性もあるので、「It was like this when we came in.(入ってきた時にはこの状態でした。)」と伝えることも忘れずに。もし、自分が壊してしまった時は素直に謝りましょう。そのまま、何も伝えずにチェックアウトしてはいけませんよ。

 

季節や土地によっては、乾燥していて過ごしにくいことも。また、タバコや部屋の匂いが気になる人もいるでしょう。そんな時は加湿器や消臭スプレーなどを借りて対策してください。「乾燥している」は「dry」です。のど飴が欲しいなら「Can I have some cough drops?」と言います。

 

サービスに関するトラブル・クレーム

The room 310 is too noisy. I can’t sleep. Could you tell them to be quiet?

310号室がうるさくて眠れません。静かにするように伝えてください。

The room service coffee just came and it is already cold. Will you change it to new one?

ルームサービスのコーヒーが今来たんですが、すでに冷えています。新しいのに変えてくれませんか?

Do you charge for breakfast? I was told it is free when I checked in.

朝食は有料ですか?チェックインの時に無料って聞いたんですが。

解説

大勢の宿泊客がいるのですから、周りの言動で不快な思いをすることもあるかもしれません。隣や上の部屋がうるさい場合は「The room ~ is too noisy.」とルームナンバーを伝えましょう。日本人はトラブルを避けようと我慢しがちですが、迷惑行為を我慢する必要はありません。ホテルも気付かない出来事はたくさんあります。目に余る言動があったら遠慮せずにホテル側に知らせましょう。

 

ルームサービスで頼んだものが冷めていた、なんてことも無きにしも非ずです。特に、繁忙期や忙しい時間帯に食事を頼む場合は、対応が追い付かず提供が遅くなることもあるでしょう。あまりにも酷いと感じたら堂々と主張してください。

 

隣の部屋がうるさいからどうしてほしいのか、コーヒーが冷めているからどうしてほしいのかを伝える必要があります。そんな時は「Would you ~?」「Could you ~?」を使えば「~してくれませんか?」と丁寧にお願いできるので覚えておきましょう。

 

支払いに関するトラブルも十分にあり得ます。「この金額間違ってない?」と感じたら「I don’t think this price is right.(この金額が正しいとは思えません。)」とハッキリ伝えてください。「Do you charge for breakfast? I was told it is free when I checked in.(朝食は有料ですか?チェックインの時に無料って聞いたんですが。)」のように、「話が違うじゃないか!」と思うことも遠慮せずに主張しましょう。

 

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