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音に注目!英語のリスニングを上達させる5つのポイント

英語は好きだし学生時代にきちんと勉強したつもり。でも、いざ英会話の場になるとネイティブの言っていることが聞き取れない。そんな経験はありませんか?聞き取れないから英語は難しいと思っている方もいるのではないでしょうか?
英語を聞き取ることと発音することは直結しています。聞き取りができたら会話ができます。なので、英語のリスニング力を上達させることは、海外旅行先での円滑なコミュニケーションに繋がるのです。しかし、英語のリスニング力を鍛えるのは簡単ではありません。ただ、ちょっとしたコツをおさえるだけでぐっと上達させることができるのも事実。

そこで今回は、英語のリスニング力を上達させるための5つのポイントを紹介します。

リスニングポイント
   
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英語のリスニングが苦手な理由

日本人が英語のリスニングが苦手な理由は日本の英語教育にあります。一般的な中学高校で学ぶ英語は読み書き(文法)がメイン。リスニングやスピーキングに割く時間は非常に限られています。そのため、日本の英語教育では実践的な英語を教わる機会がほぼ皆無。公立の中学校を卒業してアメリカに留学した筆者。最初は全く英語が聞き取れませんでした。教科書の何ページを開くのか?宿題は何か?先生が何を言っているのか?さっぱり分かりませんでした。自分が時間割通りの授業を受けているのかすら分からず、最初の1週間はただ学校に行くだけ。それなりに聞き取れて、先生の言うことがざっくり理解できるようになるまで3ヶ月程かかりました。ところが、中国・台湾からの留学生は初日から英語で受け答えができていました。後から知った話ですが、中国・台湾の英語教育は最初に発音(フォニックス)を徹底的に教わるそうです。私と違って正しい音が身に付いているからちゃんと英語が聞き取れたのです。



英語のリスニングを上達させるコツ

では、具体的に英語のリスニング力を上達させるコツをお伝えします。

1.テキストを見て理解してから清聴する

精聴とは、きちんと内容を理解してから聴くこと。清聴するためには、音声を聞く前にその音声のテキストをしっかりと読み込むことが必要です。わからない単語や文法はきちんと調べて、すべてを理解できるような状態にしてからリスニングを行います。すると、文字を追いながら音声が入ってくるので、文字と音を繋げることができるのです。難しい勉強はしたくない。そんな方には洋楽を清聴してください。事前に歌詞を確認し、意味を理解してから聞いてみてください。「そんな風に発音するんだ!」と、文字と実際の音の違いに衝撃を受けるかもしれません。しかし、清聴の問題点は文字に気を取られていると肝心の音に集中できないこと。文字を追うと、たとえ音が聞き取れなくても付いていけてる気になるのです。それを「聞き取れた!」と勘違いしてしまうと意味がないので注意してください。

2.英語の音を意識する

ひとくくりに英語といっても、国や地域によって訛りがあります。海外旅行が目的なら、色々な英語に触れておくことが大切です。Youtubeなど動画配信サイトには、英語のリスニングに役立つ動画があります。筆者には3歳半の娘がいます。日本生まれ日本育ち、日本人の家庭にも関わらず、日本語より英語が強いのです。なぜなら、毎日Youtubeで英語の動画を観ているから。娘は繰り返し観る動画で発音と意味を理解し話すことで英語を習得しています。

3.脳内でカタカナ変換しない

ネイティブに通用する英語力を身に付けたいなら、カタカナの使用は禁止です。外国語を無意識にカタカナに変換してしまう。日本人の悪い癖です。英語には、日本語にない音がたくさんあります。それを日本語(カタカナ)で表記すること自体無理なんです。例えば、milkは実際には「ミウッ」と聞こえますが、「ミルク」と変換されます。wheelは「ウィーオ」なのにカタカナでは「ホイール」になります。カタカナに捉われていてはいつまでたってもリスニングは上達しません。

4.音とスペルは別物と考える

発音とスペルは一致しません。見聞きしたことがない単語が出てきた時、脳内でスペルを考えたりカタカナで理解しようとしてませんか?その努力、方向が間違っています。英語を聞き取るのにスペルは必要ないです。know を具体例に見てましょう。誰も「クノウ」とは言いませんよね。 それはknow の読み方も書き方も知っているからです。でも、英会話にはあなたが知らない単語や表現も出てくるのですから、聞き取れるようになりたいなんらスペルは一旦忘れて音を体に染み込ませる意識付けをしてください。

5.英語で会話することを恐れない

相手の英語が聞き取れないからといって、恐縮してそこで終わるのはダメです。最初から伝わるなんて期待せずに挑戦してください。聞き取れなければ「One more time?」や「Speak slowly, please」と頼めばいいだけ。聞き取れないことには会話に発展しません。逆にいうと、相手の英語が聞き取れたら正しい発音ができます。先日、娘に「おみ!」「ママ、おみ!」と言われたのですが、何か分かりませんでした。結局「おみ」は「おんぶ」のことで理解できるまで時間がかかりました。でも、娘はあきらめずに、「おみ!おみ!おみー!」と言い続けたのです。意味を理解した筆者は「ああ、おんぶね。お・ん・ぶ」それから何度か訂正された娘は「おんぶ」と言うようになりました。恐らく娘は「おんぶ」が「おみ」に聞こえたか、何かと混じっていたのでしょう。でも正しい言い方が分かった後は間違っていません。



英語のリスニング、スペルは忘れて耳に集中

英語のリスニング力を上達させるためのコツを紹介しました。1番大切なことは怖がらないこと。そして、スペルやカタカナ読みは一旦忘れて聞こえてくる音に集中すること。あなたが「聞き取れない。英語のリスニングって難しい。」と感じている単語やフレーズは、milkやwheelのように文字にしたら非常に簡単ですでに知っているものがほとんどです。聞き取れない時は「Say that again.(もう1回言って。)」「Speak slowly, please.(もっとゆっくり喋ってください。)」と言う勇気を持ってください。あなたの聞き取りたい気持ちが伝わって、相手も伝えようと頑張ってくれますから。



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